日傘を新調しました。

去年の夏、突風で日傘がド派手にひっくり返り、骨がぐにゃりと曲がってしまいました。

この一年突風に吹かれがちで普通の雨傘もひっくり返ったことがあり、風にビクビク怯えています。風を受け流しながら捉えないようにと細心の注意を払って歩いているつもりなのに突然向きを変えて傘の丸みに飛び込んでくる風って一体何のつもりなんでしょうか…ひっくり返る時が何故か決まって1人で歩いている時なので極力冷静を装ってクールに傘をグッと突き出して元に戻しています。誰かと一緒なら、見てー！ひっくり返った！ぎゃはは！ってできるのにいつも1人の時を狙ってくる。

ひっくり返った日傘は骨が曲がってもギリギリ使えるラインだったので気に入っていたしこの夏はこのまま使おうと思って、いつ壊れてもいいように次に使いたい日傘を探しつつ使い続けて日差しが弱まった頃引退してもらいました。
わたしの日傘の条件はただ１つ、折りたたみであること。雨は朝から夜まで降ることがあるけれど陽は必ず沈むので夜に長い傘を持ち歩いて邪魔と感じたくないのです。荷物はコンパクトにまとめたいので、できれば移動中もバッグに収まっていてほしい。
特に夏になるとものすごく身軽になりたくなって小さなポシェットだけで行動することが多いので(いつでもライブや祭に行けるように身軽にしておきたいという謎理論)、長い棒を持って歩くよりはバッグに収まらなくともせめて短い棒であってほしいのです。

そして去年から決めていた日傘を購入。かっ、かわいい〜！神戸の老舗の傘屋さん、オカダ洋傘店オリジナルの日傘です。シルク100%で軽い！カラーバリエーションがとにかく豊富で、ピンクや水色やライムイエローやベージュやらある中からたくさん試させてもらい(全身鏡で確認させてもらえる)、外が偏光グリーン、中がネイビーの本体に決定、持ち手もいくつかある中からべっこうカラーのネジネジをつけてもらいました。クリアーのネジネジや手彫りの動物もあって、むちゃくちゃ悩んだ…！まだ未練がある。

お店に行くと一瞬マダムチックなお店なのでは…？となるのですが、わたしたち世代も使えるものが結構あるのです。コットンの日傘も素敵で、布が厚くて畳むと生地の折り重なり方がとてもかわいいのと、持ち手が手彫りの木のリングになっていてとにかく見ているだけでキュンとなるのでそれにもまだ未練が残っています。物欲よ、鎮まれ…！

メンテナンスもしてもらえるようなので、万が一突風でひっくり返っても安心です。大切に使おうと思う。